現代の奇病「アトピー」

現代はコンビニ、ファーストフードなどなど・・・
酵素栄養学からするとメチャクチャです。


酵素は生命活動の根源であり、
人は酵素なしでは生きていけませんが、
酵素が生命体の源であるという
事実はあまり知られていないようです。

人間の身体は、約60兆個の細胞からできていて、
その一つ一つの細胞は活きています。

そして一つ一つの細胞のなかに生命活動をささえる
蛋白質の一種である何千というたくさんの酵素が活動しています。

がん細胞も健康なヒトでも一日何千も
出来ては壊れ
出来ては死に、
いつも健康な細胞が
酵素を使って身体を護っているのです。

現代の難病
アトピーという病気がありますが
「判らない」
「不可思議」
という意味のラテン語から発生した言葉だけあって、
長年にわたって原因不明の奇病として知られています。

原因不明の奇病であるから完治は
現医療ではまだまだ難しいとされています。

ヒトには外から侵入してくる異物、
ウィルスなどを排除しようとする仕組みである免疫があります。

普通は外的から身を守るために働きますが、
これが体にとって逆方向、過剰に働くとアレルギーになります。

体を守ろうとする力が強く出すぎて、
体に害を与えてしまう・・・

こんなことが身体の中で起るのです。


ステロイド剤が多くの医療現場で使われますが、
副作用で危険な状態になることも少なくはありません。

ステロイドに含まれている脂分が皮膚を冒してしまい
ムーンフェイスと呼ばれるほど顔がむくんでしまって
微熱がずっと続き、もっと悪くすると汗腺がふさがれ汗も外に出ず、
皮膚呼吸も出来ない症状の人がいます。

そこまでなると外出出来ない人が
多いのでほとんどみかけませんが、
体中がむくんで、あまりのだるさに一日中寝ている人が多いのです。

アトピー性皮膚炎や花粉症は、
つらい症状を和らげようとして、塗り薬を塗ったり、
内服薬を飲んだり、次々から次へと対処療法を施してしまいます。

しかしこれらは、一過性の効果しか上げることしかないのです。

アトピーの基本的な原因とされるものはアレルギー反応ですが
それも様々な物質(ほこり・ダニ・ハウスダスト・・・)に対しての反応といわれます。

食べ物である、卵やお米、肉、魚・・・いろんなものにも反応します。

一度アトピーになってしまうと、食べられるものがなく、
ひえとあわと野菜だけを食べている子どももいるのです。

大人になってソバアレルギーだからと言って
食べないのと訳が違うのです。

動物の犬の世界でもアレルギー疾患が増えています。
特に、室内犬ではハウスダストが原因と思われる
皮膚炎が年々増加傾向にあります。

犬ではアレルギー検査が普及し、何に反応するかが解るようになりましたが、
対処療法としてそのアレルギー要因になるものを遠ざけるしかないのです。

薬にも飲み薬や注射薬、軟膏などがあります。

人のアレルギー性皮膚疾患では、全身吸収による副作用の
心配から主に軟膏を外用薬として使用されますが、
犬は軟膏として使用してもそれ舐めたりするので
効果がないどころかかえって患部を汚くして効果がありません。

アレルギー病の治療で大事なことは、
原因となるアレルゲンを見つけこれを遠ざけることです。

ノミ、ダニに原因があるのであれば除去してやればなおります。
やっかいなのがハウスダストで、
原因が不特定でアレルゲンの完全な排除は
難しく治療は長期化します。

治療もヒト同様、副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)を使いますが、
作用は極めて強力で、魔法のような効き目があります。

しかし使えば使うほど
ヒトのダイエット療法と同じように「耐性」と「リバウンド」があるからです。

同じ薬を長期に使っていると次第に効き難くなり、
量を増やさなければ元の効果が得られなくなり、
結果的に身体をダメにしてしまいます。

「サジ加減」が重要なのです。

耐性という現象は副腎皮質ホルモン剤ステロイドだけにみられるものではありません。
日常使用する薬、
風邪薬、
頭痛薬、
がん治療薬でもあるのです。

「この間の風邪はこの薬、効いたのに・・!?」
と思うこと良くありません・・?

ガンの末期症状で痛くて痛くてしょうがない!
そんな時、医師は「モルヒネ」を投薬します。

そうです
「麻薬」です

麻薬で痛みを麻痺させるのです。
しかし、これも使えば使うほど、だんだん効かなくなる。

睡眠薬もそうです。

耐性というものはどこにでもあるのです。

とくにステロイド剤でそれが強く発現します。

副腎皮質ステロイドの使用で特に問題となるのは、
耐性の出た後に起こるリバウンドという現象です。

アレルギー体質の犬にとってアレルギー反応は、
生体防御のためにむしろ必要な反応というべきものです。

無理やり薬で治療しようとすると、
自分自身の細胞がからだを元に戻そうと働きます。
そこでだんだんと薬の効きが悪くなってきます。

ここで投与を突然止めると、
治療開始の時より

「悪くなっちゃった」
というのがリバウンドのメカニズムです。
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