ペット倶楽部2006、7月号 ニューファンドランド 痴呆症からの復活

ペット倶楽部7月号に北海道洞爺(とうや)山水ホテル
看板犬マーテルちゃんの痴呆症からの復活劇が取材記事になりました。
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《痴呆症からの復活・一週間で目が見える!》
?恐ろしい噴火から6年間- 
田中マーテルちゃん ニューファンドランド 14歳 ♀(女)48kg

今も忘れられない6年前、北海道・有珠山噴火は街と自然を破壊し人と動物の心も引き裂いて行きました。
自然豊かで美しい洞爺湖町にある洞爺山水(とうやさんすい)ホテル和風の看板娘マーテルちゃんのお話しです。

聖母マリア様からの由来でマーテルと名づけたこの子はニューファンドランド。セント・バーナードが山の救助犬と呼ばれるのに対し、ニューファンドランドは海の救助犬と言われ昔から活躍している大型犬です。

富良野生まれのマーテルは1歳の頃から股関節が悪く、歩くのが得意ではありません。
それでも店の看板として大切な役目を一生懸命果たしてくれていました。そしてあの恐ろしい有珠山の噴火が起こったのです。この事件により私どもは数ヶ月間も離れ離れになり、お互いに精神状態がまいってしまいました。心が病むと身体も疲れ果てるのでしょう。マーテルは子宮筋腫の手術をしてから体力が急激に落ちてしまいました。さらに年のせいか目が雲ってよく見えないようです。

痴呆の症状が見え出したのは昨年11月30日、今でも忘れません。ウンチを自分の周りにして、それを踏んで回り、体中がウンチまみれになるのです。

雪が降りしきり冷たさに寝つけないマーテルを見て、ホカロンを入れた犬のお人形さんを抱かせて眠らせました。すると突然起き出し、人形をバラバラに食いちぎりホカロンを食べるのです。そして狂ったように便を壁じゅうに撒き散らしたのです。
おとなしくなったかと思うと、今度は自らが恥ずかしいのかウンチをしなくなる始末。状況はまさに痴呆老人と過ごすテレビドラマそのものでした。頭がブルブル震え、脳がマヒしているのが分かり、病院に連れて行こうとしても、この体重で踏ん張られるとどうしようもありません。
「マーテル、私たちがついているからね!」
涙ながら語り掛けてやるのが精一杯でした。

そんな中、インターネット検索でめぐり合ったパンフェノンを飲ませると、寝たきりだったこの子が約一週間で立ち上がり、歩けるようになるのです。
右脳のマヒも治まり、見えなかった片目の視力が戻ったようです。
耳のジュクジュクも治り、救助犬からの名残である指の水かきのタダレもなくなったのです。聖母マリア様が天の恵みとしてパンフェノンを与えて下さったのでしょうか・・

あの天災により引き裂かれた頃を思うと今が家族そろってとても幸せです。

パンフェノンありがとう!これからもたくさんの子を助けて下さいね。

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