犬の中毒

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犬種別体験談

犬のタマネギ中毒 たまねぎちゅうどく
【症状】 貧血や黄疸(おうだん)のほか、多量摂取による急性中毒の場合には1?2日後に赤や赤褐色の尿が出て、さらに下痢や嘔吐、心臓の鼓動が速くなる、脾臓が腫れる、目の結膜が白っぽくなるなどの症状が出ます。
すべての犬に発生するとは限りませんが、ネギ類は与えないようにして下さい。
【原因】 人が犬に与えた食事、あるいは犬が勝手に食べてしまった食事にタマネギなどのネギ類が入っていたことが原因です。
ネギ類に含まれているアリルプロピルジスルファイドが溶血やそれに伴う貧血を引きおこします。
ハンバーグやすき焼き、またその煮汁も量が多ければ中毒の原因になります。
犬の体重1kg当たり15?20gのネギで中毒をおこすといわれています。


犬のチョコレート中毒 ちょこれーとちゅうどく
【症状】 嘔吐や下痢、多尿、興奮、発熱、不整脈、運動失調、筋肉のけいれん、発作などの症状が見られ、また腹痛や血尿、脱水を引きおこす場合もあります。
【原因】 チョコレートを多量に食べてしまったことが原因です。
チョコレートパウダーやシロップなどの製菓用チョコレートやココア、コーラ、お茶などに含まれているテオブロミンによっておこります。体重1kg当たりの致死量は250?500mgと言われており、これは製菓用チョコレートでは約20?40gになります。
犬が口にできるところに置いておかないように十分注意してください。

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犬の有機塩素系殺虫剤による中毒 ゆうきえんそけいさっちゅうざいによるちゅうどく
【症状】 倦怠(けんたい)、嘔吐、よだれ、部分的な筋肉のけいれんなどの症状にはじまり、重症になると全身けいれんをおこしたりします。
【原因】 炭化水素を含む塩素系殺虫剤をなめたり、大量に吸ってしまったことが原因です。
皮膚に付着した場合も量が多ければ接触性皮膚炎をおこします。


犬の有機リン系殺虫剤による中毒 ゆうきりんけいさっちゅうざいによるちゅうどく
【症状】 倦怠(けんたい)、下痢、嘔吐、よだれ、運動失調、筋肉のけいれんなどが見られます。
重傷の場合には呼吸困難となり、全身けいれんをおこしたり、昏睡状態に陥る場合もあります。
【原因】 トリクロロフォンやマラチオンなどを含む有機リン系の殺虫剤をなめたり、大量に吸い込んでしまったことが原因です。
これらの物質は、脳の働きを正常に保つ血液中の酵素コリンエステラーゼの働きを化学反応によって抑えてしまいます。
なお、ノミ取り首輪にも同様の物質を含んだものもあるので、説明書に従って注意して使用してください。


犬のワルファリン(殺鼠剤:さっそざい)中毒 わるふぁりんちゅうどく
【症状】 筋肉、目、鼻、関節、皮膚などの各部位からの出血があります。
血便、血尿、脈拍が速くなる、元気がなくなるなどの症状も見られ、大量摂取の場合は死に至ることもあります。
【原因】 殺鼠剤を食べて死んだネズミを犬が食べてしまうことによって二次的に感染することが多いようです。
殺鼠剤に含まれるワルファリンがビタミンKを破壊することにより、血液を凝固させる能力のない異常タンパク質が肝臓の中にたまるためにおこります。


犬のメタルアルデヒド中毒 めたるあるでひどちゅうどく
【症状】 よだれ、筋肉のけいれん、運動障害などが見られ、ひどくなると立ち上れなくなり、意識を失い、呼吸困難に陥って死に至ることもあります。
【原因】 メタルアルデヒドを含む殺鼠剤はカタツムリやダンゴムシなどの駆除剤としても使用されます。
これを散布した植物をなめたり、食べ物にまぎれこんだカタツムリの死体を食べてしまったことがおもな原因です。


犬の除草剤による中毒 じょそうざいによるちゅうどく
【症状】 除草剤が体内に入ると胃腸に強い刺激を与えるため、嘔吐、下痢、血便などの症状を引きおこします。
その結果、脱水症状や呼吸不全をおこし、死に至ることもあります。
【原因】 除草剤がついた雑草を直接なめた、あるいは足の裏に付着した除草剤をなめたことなどが原因としてあげられます。
除草剤のなかでも有機ヒ素系やフェノール系は毒性が強く危険です。


犬の鉛中毒 なまりちゅうどく
【症状】 下痢や嘔吐のほか、てんかんに似たけいれん発作を繰り返します。
【原因】 古いペンキや絵の具、バッテリー、リノリウム(床材)など、鉛入りの製品をなめたり飲み込んでしまったことが原因です。


犬の医薬品中毒 いやくひんちゅうどく
【症状】 摂取した薬によって症状はさまざまです。
【原因】 犬用処方薬の過剰投与や人間の薬を犬がなめたり飲み込んでしまったときにおこります。

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