高橋動物病院  高橋 忠先生

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高橋動物病院 群馬県藤岡市  高橋 忠先生 
高橋先生は日本大学獣医学部で免疫研究を長年されていることで有名です。

ある日、先生に私どもの製剤(サプリメント)に
治療効果があるかないかをご相談したところ

「この成分はヒトではパーキロ何グラムで効果がありますか?」と聞かれ、
(医療関係ではよく使われる用語・単位です)
「○グラムです」と即座に答えました。 
同時に
「ヒトでは○グラムで効果があるわけですから
イヌ・ネコではその6分の1から10分の1の投与で十分だと思います」
と付け加えました。
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すると先生がスーッと奥の部屋へ行き、論文の束を私の前にドサッと置きました。
それは動物に対するある抗ガン剤の論文で、
ヒトで「1」の効果があるものは
イヌ・ネコでは「4?6」の投与量が必要であるというものでした。

これには、私は頭をナタで割られるような衝撃を受け、
静かに先生が
「やってみなければわからない、ということだよネ!」
との言葉を付け加えて教えて下さいました。

その日から先生の大事な我が子を実験台にして頂き、
製剤(サプリメント)の効果基準を探りだす治験が始まったのです。

15歳の高齢で痴呆症心臓病を患う愛犬シロちゃんは
クルクル回ったり、嗚咽(おえつ)をあげるような咳を苦しそうにして、
夜には奇声をあげていました。

常備薬としてACE阻害剤(心臓病のお薬)を飲んでいましたが、
効果が慢性的になり、日々悪化していましたが
製剤(サプリメント)投与により少しずつ改善していき、
私どもは「効果あり」という満足の結果を得ました。
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この実験が終わり、数ヵ月後シロちゃんはゆっくり明日という国にお休みになられました。

私のなかには「ありがとう」という気持ちはありながらも
言葉に出来ない想いが残りました。

高橋先生は西洋医学の中で学んでこられ、
統合医療(西洋医学+東洋医学+メンタルケア)の必要性を強く感じておられます。