動物用サプリメントの必要性

いろいろな飼い主さん、ブリーダーさん達とお話をしていますと
「免疫を高める方法って何でしょう?」
「どんな食べ物がよいのですか?」 と質問が来ます。

そして、
「人間用のアガリクスを半分与えているんですが、
いいんですよね?・・・・」と。

実は、これ、危険な考えなのです。
動物にサプリメントをあげるという概念があまりないものですから、
飼い主さんも獣医師の先生も、
何も考えずそのまま人間用のものを動物に与える方がいます。

まだ飼い主さん個人がそのものを飲んでいたり、
先生自身がいろいろな動物で投与量の経験値を積んでいるのならまだしも、
わざわざ人間用を購入し、そのまま与える方がいらっしゃいます。

危険です。

普段私達が口にしている食物のなかにも危険がいっぱいです。
間違った見方をしている方が多くいらっしゃいます。

先ず「ねぎ」に含まれる成分は、イヌは溶血性貧血をおこしますし、
ネコは中毒症状をおこします。

「カレー」も良くありません。
カレーにチョッと味を利かす「にんにく」やスパイス類は、
犬の鼻を麻痺させてしまいます。

「チョコレート」も危険物です。
カフェインやテオブロミンという化学物質が含まれており、
刺激物ですから犬の心拍数を上げてしまいますし、
猫は中毒症状を引きおこします。

「牛乳」をあげるのも注意して下さい。
「ラクターゼ」という消化酵素を十分に持ち合わせていないので、
一度にたくさんの量を与えるのは気をつけてあげてください。

健康食品といえども副作用が無いとは言い切れません。
「毒にもならなきゃ薬にもならん!」という言葉のごとく、
効果の無いものは副作用すらありません。

人間が飲むサプリメントを安易に半分量あげて、
もし良くないことがあれば一大事ですし、
効果を見極めるだいたいの容量もわかりません。

かわいい我が子にあげるのですから、
是非、動物用として根拠のある製剤(サプリメント)を選定されるのが賢明です。

動物用サプリメントの効果のひみつは
ここにあるのです。
サイトカイン(免疫ホルモン)のバランス調整につづく